野放黄金桂 50g
2023年春 制作
産地：中国 福建省安渓虎邱（黄金桂の発源地）
茶樹：1960年代の老樅


毎年期待される林振文氏が手掛ける野放黄金桂は、半球形で茎を残した伝統的な閩南ウーロン茶です。この茶は香気が際立ち、野放された古木から生まれ、林氏の手によって素朴で本物の味わいが引き出されています。口に含むと、自然で落ち着いた香りが広がり、特に金木犀の香りが感じられます。茶湯は弾力のある清らかな甘みを持ち、強い余韻を楽しむことができます。

黄金桂は黄旦と呼ばれる品種から作られるお茶で、適切に製作されると非常に高い識別性を持つ品種香が特長です。その香りは水中に広がり、福建ウーロン茶の中でも独自の品種的特色を示しています。

この黄金桂は、発源地である安渓の虎邱羅岩村で生産され、1960年代に植えられ、2008年から野放されています。制作者の林振文氏は、安渓虎邱で名高い茶師です。彼の茶園は、様々なつる植物や樹木に囲まれ、園の端にある竹林では多くの鳥が飛び交っています。そのため、茶園はまるで長年放置されたかのように見えます。

毎年春の一季のみを収穫し、約2エーカーの面積から年間10キロ未満の生茶を得ています。8人の女性が手作業で摘み取り、午前11時に家を出て日が沈む前に戻り、青葉を干してから夕方に青茶の製造を始めます。4回目の揉捻が深夜の2、3時になる頃、翌朝早くに薪を使って炒青を行います。この過程では薪の温度が重要で、温度の変動を避けるために常に火加減を見守る必要があります。その後、数回の揉捻を経て、最終的に乾燥工程に入ります。老樅からの野放茶は豊かな物質的エネルギーを持ち、林師匠は野放茶本来の自然な味わいと香りを保つために得意の炭焙は行いません。その結果、濃厚で滑らかな回甘と自然な清甜が際立ちます。

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Crafted by Master Lin Zhenwen, the wild Golden Osmanthus Oolong is a traditional Fujian oolong tea characterized by its half-spherical shape and retained stems. This tea stands out for its aromatic profile, featuring natural and calming fragrances, especially that of osmanthus flowers. The infusion offers a sweet, resilient taste with a strong aftertaste.

This variety is distinguished by its unique aromatic qualities when properly produced. Originating from the renowned tea village of Huqiu in Anxi, it was planted in the 1960s and has been wild since 2008. Master Lin Zhenwen cultivates his tea in a rich, biodiverse environment, where various vines and trees thrive.

Each year, only the spring buds are harvested from about 2 acres, yielding less than 10 kilos of raw tea. A team of eight women hand-picks the leaves, and the meticulous production process involves withering, multiple rounds of rolling, and careful pan-firing using wood. This traditional method ensures that the tea retains its natural flavors, resulting in a smooth, rich sweetness and a refreshing, clean taste.

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每年都令人期待的林振文师傅制作的野放黄金桂，半球形，留着梗的传统闽南乌龙。以香气见长的黄金桂，野放的老丛，在他手里变得质朴本真。入口时含着的自然从容的香气，茶汤是有韧劲的清甜，回甘特别强烈。

黄金桂，又叫黄旦，制作到位的话，识别度非常高的品种香，香含水中，福建乌龙茶里非常有品种特色的一支。

这款黄金桂产自黄金桂发源地安溪虎邱罗岩村，1960年代种植，2008年开始野放。制作者林振文师傅是安溪虎邱名气响亮的制茶师。他的茶园四周长满各种藤条与树木，园边的竹林经常可以看到各种鸟飞。也因为这样茶园看起来就像被荒废多年。

每年只采春天一季，将近两亩的面积，一年收成不到20斤毛茶。请了8位阿姨手工采摘，中午11点从家里出发去山上采，赶在太阳下山前回家晒青，傍晚开始做青，第四遍摇青已是深夜两三点。第二天一早起来烧柴火起锅炒青。炒青过程中柴火的温度至关重要，不能忽冷忽热，因此也就需要一个人全程掌控火候。接着是进行多遍的揉捻环节，四遍走火，最后才进行烘干环节。老丛野放茶的本底物质能量十足，林师傅为了保留野放茶本真的自然滋味和香气，没有进行拿手的炭焙，稠滑回甘，清甜自然。